第28回 雅の会 東都浅草【投扇興の集い】

日時:

平成21年4月11日(土)11時30分〜17時

場所:

金龍山浅草寺 伝法院大書院 [地図はこちら]

主催:

浅草観光連盟

後援:

金龍山浅草寺・台東区・東都浅草投扇興保存振興会・浅草商店連合会

協賛:

台東区華道茶道文化協会・東京浅草組合・浅草のれん会・常盤堂雷おこし本舗・仲見世商店街


 雅の会【投扇興の集い】は春の観光祭の名物行事です。投扇興の競技会も開催いたします。個人戦、団体戦とで争われます。また投扇興という伝統ある遊技を末永く後世に伝えることも目的の一つです。
桜の季節でもあり、美しい浅草寺伝法院の庭園で野点もお楽しみいただけます。

行事詳細

開会式 11:30〜
遊技「投壺」  
舞踊(東京浅草組合の芸者衆)  
投扇興「特別試合」  
優勝杯返還  
投扇興競技大会「個人戦・団体戦」  
表彰式・閉会式 17:00



 

投扇興の起こり

投扇興の原型となったのは、投壷(トウコ)という、中国は漢の時代の宮中の遊興です。日本には奈良時代に入ってきました。その後久しく忘れられ、江戸時代に一度は再興しましたが、なかなかルールが難解で堅苦しいため、同じく江戸時代に、より簡単で日本風にアレンジされ、女子供、ちょっとお酒の入った皆様にも気軽にできる投扇興が京都にて発明されるとこれが大いに流行り、酒宴の席で盛んに行われるようになりました。

投扇興の着想は、木枕の上に蝶が止まっており、それを扇を投げて追い払ったところ、扇が枕の上にうまい具合にとどまったことによるそうです。これはこのまま投扇興の道具の形状に表現されています。こういった日常の何気ない光景から着想を得て、それを投壷の代替としての遊びに昇華し、なおかつ民衆の間で流行定着する様は、いかにも江戸時代のポップカルチャーの自由闊達さを表すよい例です。

浅草においても投扇興は花柳界のお座敷などで盛んに行われており、浅草寺の境内でこれを行ったものが、よほどその盛り上がりぶりが目に余ったのか、江戸幕府より禁止されたという記録もあります。

投扇興のルール


簡単に言えば扇を投げるだけなのですが、ただ投げて蝶形を落とせばよいというものでもなく、扇と蝶形の位置関係の型により点数が定められています。当然再現の難易度の高いものは高得点になります。型には銘があり、源氏物語の54の巻の名がついています。

扇の投げ方にもいろいろとコツがあるようで、力を入れ過ぎても無駄です。枕に当てたり倒してしまったりすればペナルティもとられます。風を読み扇を優雅に操るのが達人です。

至って単純でありますが、そこに無常や優雅さを感じ取るのも人次第。なかなか夢中になれる遊びのようです。